「ボーッとするな!話をちゃんと聞け!」こんな風に怒られた経験ありませんか?僕もボーッとするのが癖でなんとか直したい、と思っていたところ注意欠陥多動性障害、通称ADHDの診断を受けました。また今までADHDや社会不適合の人たちをコンサルティングして7年目になります(2023年現在)
そして、その結果分かったことは、ADHDや社会に馴染めない人の多くはボーッとすることが多い、ということ。特にウェルスダイナミクスで、ダイナモと診断された人にはぼーっとするタイプが多い。
でも、これって実は、悪いことではなかった、ということが最新の研究でわかっているんです。また今まで400名以上のADHDのコンサルティングをしてきた中で、ボーッとしやすい人で上手くいく人はこの特性を生かしている、ということが分かりました。
簡単に言うとぼーっとする時間を確保することで、新しいアイデアを産み、新しいビジネスだったり、活動を通じて、自分の人生を豊かにしています。ただその一方で、空想やぼーっとするだけで人生が一向に改善しない人もいます。
「ボートするって悪いんじゃ無いの?」と疑問に思った肩は是非、最後までこの記事を見て下さい。最新の研究成果や7年間ビジネスコンサルティングを社会不適合者向けにしてきた経験から導かれた「ボーっとしてしまう」ことが悪くない理由をお伝えします。
最後には、「ボーっとしてしまう人」が、無理しない自分らしい生き方へシフトする具体的な方法についても解説をしています。実際にこの方法で、休職中のサラリーマンや、「ごめんなさい」が口癖の女の子も1年で会社を卒業するみたいな実績も出ています。
目次
なぜADHDはぼーっとしてしまうのか
それでは、あなたがボーッとしてしまう理由をお話しましょう!まず一般の人だったら疲れていてボーッとしてしまう、という多いとも思います。でも疲れていなくても常時ボーッとすることが多い、という人、特にADHDには特有の理由があると思います。
それは、色んなことを考えている、からです。例えば僕自信のケースだと、先生や上司から興味のない話をされると、他のことを考えてしまう、ということがよくありました。
400名以上のADHDのコンサルティングをして分かったこと
またボーッとしてしまって困っている、という人のコンサルティングをしていると、考えすぎだな、と感じることがほとんど。小さいことを気にして人の顔色を伺ってどうしよう、と悩んでる人が多い印象です。
もしくは、自分の将来についてめちゃくちゃ不安を感じていて、これからどうしよう、もっと今より悪いことが起きるかも、と色んな不安を想起してしまう人も多い。
また将来の不安ばかりを感じて決断できない、という人も少なくありません。そういう人のために「優柔不断な人の人生が軽くなる、損しない決断方法」という動画の中で、無理なく決断する方法を解説しています。
下記にURLを載せておくのでピンと来た方は視聴してみて下さい。
ぼーっとしてしまう人の才能
ただこの色んなことを考えてしまう、というのはネガティブな側面だけではありません。例えば自分はADHDかもしれない、と公言している、楽天の三木谷社長は、常に自分の頭の中に、電車が何本も走っているようだ、という話をインタビューで応えています。
楽天、三木谷浩史 代表取締役会長兼社長(Photo by Jan Buus)
確かに一般の人からしたら、そんな状態では集中して作業が出来ない、と感じるかもしれません。でも僕は、そういう思考パータンだからこそあそこまで会社を大きくできたんだ、と考えています。
また僕は今まで、多くの起業家や経営者、作家の人に会ってきましたが、この人話をきいてるんだかどうなのかよく分からない、という人にも会ってきました。
またぶっちゃけこの人、俺の話聞いてないな、という人も多い。でも彼らが自分のビジネスアイデアについて一度話すと、驚くようなこと、勉強になることがたくさんあります。
最新研究からわかったぼーっとしてしまう人の共通点
また研究でもボーッとしている時というのは、デフォルトモードネットワークといって通常よりも23倍も脳が動いている、と言われています。つまりボーッとしてるようでめちゃくちゃ色んなことを考えている、ということなんです。
実際に脳が消費するエネルギーのうち、「意識的活動」つまり、本を読んだり、業務をしたりといった時に使われるエネルギーは、全体のわずか5%程度。
約20%のエネルギーは脳細胞のメンテナンスにあてられ、残り75%のエネルギーが「何もせずにぼんやりしているときの活動」のために使われる、といういうことが分かっています。
実際に、デフォルトモードネットワーク理論を提唱したワシントン大学のM・E・レイクル教授によると、何もせずにぼんやりするのは、いわば自動車のアイドリングすなわち準備走行のようなものらしいです。
つまり、これから起こる出来事に備えるため、さまざまな脳の領域の活動を統括する役割だ、ということらしいです。
実際の実験内容
また100人のボランティアに知能と創造性をテストをした実験でも面白い結果が出ています。まず日常的にどれぐらい取りとめのないことを考えるかについてのアンケートに応えてもらいます。また彼らの脳活動のパターンをMRIで測定をしながら固定された点に5分間意識を集中してもらいます。
つまり、この実験から脳のどの領域が活動的になるか、脳内の領域がどのように協働するのかを調べた、ということです。
研究結果と心理学准教授の見解
そしてその結果、頻繁に夢想にふける、と答えた人ほど試験で高得点を取ったんです。またより盛んに脳が活動していることがMRIスキャンで観察されました。
この結果からエリック・シューマッハー心理学准教授は「脳の効率が高い人は、いろいろな考えがあふれだすのを止めるのが難しいほど、脳の機能が活発なのではないか」という仮説を立てています。
またさらに准教授はこんな興味深い話もしています。「この研究結果から、よく上の空になる教授のことを思い出すんです。すごく優秀なのに、よく自分の世界に入り込んでしまって、時々周囲のことなど忘れてしまうことすらある。また、知性の発達が早すぎる子供にも似たような傾向が見られます。
新しいことを学習する際、クラスメイトが5分かかるところを1分で理解してしまったあげく、周囲をよそに空想にふけりだしたりするような生徒が時々います」。
ぼーっとしてしまう才能を阻害する要因とは?
つまり、ボーッとしてしまって色んなことを考える、という人は頭が良い証拠だ、ということ。そして自分の頭に見合わない簡単な作業ばかりしてしまってる可能性もある、ということなんです。
なのでボーッとしてしてしまうこと自体は悪いことではない、と僕は考えています。なぜなら活かし方をすれば強みとして活かせるから。でも活かし方が分からない、という人も多い。
そこで次に、その活かし方を3つのステップに沿って説明していいきます!
才能の活かすためのステップ1:時間を確保する
まず最初のステップは、ボーッとする時間を確保すること。やっぱりこれが一番肝心要だ、と僕は思います。やはり色んな考え事をまとめるためには、時間が必要です。
多くの人が考えている、というのですが、頭の中だけで考えているのでまとまっていない、という人がほとんど。だから行動をしようと思った時に何から始めていいか分からない、という風になってしまうんです。
では、どうすればいいのか、それは、ノートで思考を整理する、ということが大切だと思います。
あとは公園とか、刺激が少ないところでぼーっとするのもオススメ、外部刺激が入ってしまうと、ついついそっちに気を取られてうまくぼーっと出来なかったりします。とにかく自分を整えることを意識されてください。最近流行りのサウナに行ってる人でうまく言ってる人もよく聞きます。
またウェルスダイナミクスでダイナモと診断された人は、必ず一人の時間が必要です。
その時間に空想をしたり、ぼーっとすることで、脳のアイドリングをしています。逆に一人の時間が確保できない人は、だんだんとイライラが募って爆発する人も見てきました。なので、主婦の方とか、子育てが忙しくて時間が取れない、というダイナモの方ほど、誰か家政婦さんを雇ったり、親に頼ったりして、一人の時間を確保することをオススメします。
才能を活かすためのステップ2:アウトプットをする
つまり2つ目はアウトプットをする、ということ。また、PCにタイプするという方法もやらないよりはいいかと思います。でも僕はノートをオススメします。
なぜならプリンストン大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス高校の研究で、タイピングするよりもノートに書くほうが、記憶定着や成績、アイデアを出す量が多い、と言われているから。
またもし出来るのなら自分の考えやアイデアを喋って録音しておく、というのも有効です。あとは自分のアイデアをブラッシュアップしてくれる仲間やメンターを見つけて聞いてももうらう、という方法がベストです。
僕も1週間に1度メンターと話をして聞いてもらっています。そうすることで、より自分のアイデアが膨らんだり、実現スピードが早くなったりします。
アウトプットする際の最大の注意点
ただ一般的には、妄想に対して否定的な人の方が多い。「そんな夢語って出来るわけないでしょ」というのがやっぱり多くの人の声なんです。でもそんな意見には耳を傾けないで下さい。
それよりも実際に実現するためにどうすればいいのか、を考えてくれる人を見つけて下さい。見つけるまでには時間がかかるかもしれませんが、一人でもそういう人を見つけたら儲けものです。
僕も今のメンターを見つけるまでに2年かかりましたが、メンターと会ってから3ヶ月で72万、9ヶ月目には月収100万という結果を出すことができました。
なので特にビジネスは、どんなことをするのか、というよりも誰とやるのか、ということの方が重要だ、と僕は思います。ぜひ、肯定的な人、自分の背中を押してくれる人を探して欲しいなと思います。
才能を活かすステップ3:少し難しいことに挑戦する
そして最後の3つ目が、簡単すぎない少し難しいことに挑戦するです。僕も昔はよくボーッとしていたんですが、よく振り返ると自分にとっては簡単過ぎることをしていた時にボーッとしていたように思います。
でも今は仕事中にボーッとすることは減りました。なぜならいつも自分のレベルより少し高いことにチャレンジして没頭しているから。
没頭して作業できる状態をフローとも言いますが、このフロー理論を研究したミハイチクセントミハイ博士によると、自分の技能よりも少し難しいことをすることがフロー状態に入る一つの条件だ、と言われています。
なので僕も、常に仕事で自分のレベルよりも少し高いことをする、と心がけたら没頭することが増えました。
ADHDの僕が趣味や遊びに時間を割けるようになった理由
あと注意点として、自分が興味のないことはしない、ということ。やっぱり興味がない作業は、どうやったって捗りません。なので、どうでもいい、と感じることは極力減らしました。
特に僕はフリーランスとして活動をしていて、意味のない会議とかには参加する必要がなくなりました。
だからこそ、より生産的な活動にのみ業務を集中できるようになったんです。その結果、自分が大切にしている趣味のピアノやシェアハウスの外国人と交流する時間が増えました。
それもこれもボーッとする自分の特性を活かす方法が分かったからだ、と思います。
会社員だと才能を活かせない最大の理由
ただ会社では、同僚とか上司からの横やりが入って没頭したくてもできない。もしくは任される業務が雑用とかで明らかに自分の技能レベルより低い業務を要求をされてしまう、という人も少なくないように思います。
では、どうやって没頭することを見つけるか、一つは、趣味などに勤しむのもいいかもしれません。でもやっぱり没頭しながらお金も稼げたらいいな、と思いませんか。
僕の場合、没頭できることでお金を稼げることを見つけて3ヶ月で72万、9ヶ月目には月収100万を突破しています。また僕の起業塾に入ってくれたADHDの仲間も副業から始めて1年後には会社を卒業してる人もいます。
ただその方法は、今回の動画の趣旨とは外れてしまいますし、無料小冊子「会社不適合者が絶対に始めてはいけない副業」の中でまとめています。
この小冊子、多くの人から好評のようで、感想のメッセージやメールをよく頂きます。動画説明文に入手先のURLを載せておくので、興味があるぞ、という人は、クリックシてみて下さい。
メール登録して頂ければすぐに読むことができます。
無理しない生き方にシフトする方法
そしてあなたが最後に伝えたいことがあります。それはあなたにボーッとしてしまう、夢想したりする癖があるのなら、それは才能だ、ということ。
先程も行ったように、僕自身、フリーランスとして無理しない生き方をしながらお金を稼いでいます。
なぜなら無理をし過ぎたら絶対に続かないから。そしてビジネスは続けることでいずれ結果が出るからです。
逆に言うと多くの人は続けられないから結果が出ない、とも言い換えられると思います。
ビジネスは〇〇するための手段
だから僕はビジネスをするのが簡単だ、とは言いませんが、超難しいことだ、という風には考えていせん。そしてビジネスは稼ぐ、というよりも自分らしさを表現するための手段だ、と考えています。
そして表現手段はビジネスだけではなく、ピアノという手法も大切にしています。だって様々な表現手段を持つことが、自分の人生に彩りを与えてくれると思うから。
趣味のピアノの練習は大切にしています。また自分が信頼できる人とのつながりや、思い出づくりも大切だ、と考えています。なぜなら思い出は自分の中に一生残るものだから。
そして僕にとって外国人との交流は僕の幸福度を上げてくれるものです。だからこそシェアハウスの外国人と遊ぶ、ということも大切にしています。
ただ仕事も楽しいのでなかなかバランス加減が難しい、もっと時間が欲しいな、という嬉しい悩みも抱えています。
大きな妄想も小さな一歩から!
そしてこの生活になって5年目になりますが、今の生活に近い妄想をノートに書いたり信頼できる起業家仲間に話していました。
そしてその妄想の中で今の自分に無理なくできること、ミニマルステップで出来ることを積み重ねていった結果、今があります。妄想グセがある人は、妄想力の活かし方をしれば、あなたの理想の生活を実現することが出来ます。
そのためには今の自分に無理なくできることを積み重ねることが大切です。
小さなことでいいからいつもとは違う行動をしましょう。そのためにカフェでノートに書きまとめる、というのはオススメの方法なので是非やってみて欲しいです。
その小さな積み重ねが自分らしい生き方への一歩になります。
まとめ(パトロンを見つけよう)
それでは長くなってしまったので、ここまでをまとめますね。まずあなたがボーッとてしまう理由は何か。それは色んなことを考えるから。
それはネガティブな側面で言えば考えすぎて、周りの人に無駄な気を使ったり、将来の不安を考えてしまって行動できない、ということもあります。
でも上手くいかすことが出来れば色んなアイデアを発想できたりして、そのアイデアを元に副業でお金を稼げたりもします。
実際に研究でもボーッとする、というのはデフォルト・モード・ネットワークと言われていて普段より23倍も脳が活動している、と言われています。
なので大切なのは、そのボーッとしてしまう自分の特性をどうやって活かすか、を考えることです。
才能を活かす3ステップ(再掲)
その活かし方は大きく分けて3つのステップに分かれます。まず1つ目のステップは自分の時間を確保すること。まずはカフェとかで考えをまとめる時間を自分のためにスケジューリングしましょう。
そして2つ目のステップが、考えや妄想をアウトプットするです。頭の中で考えているだけでは、アイデアや妄想は形になりません。自分のアイデアとか考え、妄想をノートに書き出したり、喋ってみて録音するなんて方法もオススメです。
そしてベストなのは、やっぱり経験ある仲間とかメンターに聞いてもらってブラッシュアップしてもらうことです。自分とは違う視点で改善点をもらえたりするので、より実現スピードが上がります。またパトロンといって、自分のために時間とお金を使ってくれる人を見つけて下さい。うまくいってるADHDや社会不適合の人には必ずいます。
ただ否定的な人だったりドリームキラーといって、自分の目標達成を阻む人もいるので要注意。よく人を観て話す人を選んで下さい。
そして、最後の3ステップ目が自分のレベルよりも少し難しいことにチャレンジするです。その結果フロー状態になりやすくなるのでボーッとするよりも、作業に没頭する時間が増えるようになります。
しかもそれでお金が稼げたら最高ですよね。その方法は無料小冊子「会社不適合者が絶対に始めていけない副業」の中でまとめています。ピンと来た方は是非、読んで見て下さいね。
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