「起業したいけど続かない」 「やる気が3日しか持たない」 「ブログを毎日書こうと決めたのに、もう更新していない」
こんな悩みを抱えていませんか?
特にADHDや発達障害の人は、新しいことを始めるのは得意でも、継続することが苦手です。でも、それは「根性が足りない」からではありません。
本当の原因は、「嫌なこと」をやろうとしているからです。
本記事では、8年間ADHD向けのビジネス塾を運営してきた講師が、継続できない本当の理由と、「嫌じゃないこと」で稼ぐ具体的な方法を徹底解説します。
この記事を読むことで、あなたは自分が本当にやりたいことを見つけ、それを継続して収益化する方法が分かるようになります。
目次
起業活動が続かない3つの根本原因
原因1:「嫌なこと」をやろうとしている
起業活動が続かない最大の原因は、「嫌なこと」をやろうとしていることです。
「アフィリエイトは稼げるらしい」 「物販は初心者でも始めやすいらしい」 「ブログを毎日更新すれば集客できるらしい」
こういった「稼げる系」の情報に飛びついて、実際にやってみるものの、続かない。これは、儲かるという理由だけでやっているからです。
嫌なことを続けるには、根性か気合いが必要です。根性とか体力とか、やる気とかモチベーション。でも、このやる気というのは、3週間くらいしか続きません。
外から「やれ」と言われて、怒られてやる気を出すのは、3週間くらいしか続かないのです。刺激的なセミナーに行っても同じです。
原因2:「得たい結果」が明確でない
2つ目の原因は、「得たい結果」が明確でないことです。
多くの人は、ブログを毎日更新することが目的になってしまっています。でも、本当の目的は、ブログを書いて集客することでしょう。
これは「会社病」です。上司に言われたから、とりあえず考えずにやりましょうみたいになっちゃう。
自分が得たい結果に繋がっているのか、よく考えてみることが重要です。例えば、「商品の勉強をしなきゃいけない」と思った時、本当にそうなのか?勉強することはもちろん必要だけど、それが得たい結果に繋がることなのか?
原因3:プロセスを楽しめていない
3つ目の原因は、プロセスを楽しめていないことです。
起業活動というのは、1回稼げばいいわけじゃないです。継続的、反復的にやらなきゃダメなんです。
例えば、エジソンは100回ぐらい失敗したと言われていますが、よく調べたら、失敗している方がいいみたいな感じだったらしいんです。新しい発見があるから。
プロセスを楽しめないと、10回失敗する前に諦めてしまいます。
「絶対に嫌なこと」を特定する重要性
なぜ「絶対に嫌なこと」を見つけるのか
起業活動が止まったら、大体「嫌なこと」をやっているんです。それも、「絶対に嫌なこと」をやっている可能性が高いです。
「絶対に嫌なこと」というのは、少しぐらい嫌なことではありません。これだけは絶対やりたくない、というレベルの嫌なことです。
興味深いことに、この「絶対に嫌なこと」を見つけていくと、何が好きなことか分かるらしいんです。これは神田昌典さんという方が提唱したステップですが、神田さん自身も、なぜこのステップがうまくいったか分からないと言っていました。
でも、確かに嫌なことを見つけていくと、好きなことが分かるんです。
「絶対に嫌なこと」の見つけ方
まず、過去の経験から嫌だったことを書き出します。会社での経験、プライベートでの経験、何でもいいです。
例えば:
- 飲み会の場でビールを注ぐこと
- 毎日同じ時間に起きること
- 大人数のパーティー
- 会計業務
- データ入力
- 決まった過程のないお客様に説明すること
ポイントは、細分化することです。「飲み会が嫌」ではなく、「飲み会の場でビールを注ぐのが嫌」というレベルまで細分化します。
「例えば」とか「具体的には」という言葉を使うと、細分化しやすくなります。
ジャッジしないで書き出す
重要なのは、出てきたものをジャッジしないことです。人間的にどうとか考えなくていいです。
後でシェアはしてもらいますけど、言いたくなかったら言わなくてもいいです。自分の中で分かっていればいいんです。
また、周りがやっている方法は考えなくていいです。
例えば、松田裕之さんという質問力の人がいます。この人は、人と話したくないんです。基本的に。だから、セミナーで喋りたくない。
どうしたかというと、質問を8個ぐらい用意しておいて、「質問してください。あとは皆さん考えてください」ってやるだけにしたんです。喋らなくていいから。
そうしたら、すごい評判が良かった。みんながワークするから。自分で考えた方がいいでしょ。
このように、自分なりの方法があるはずです。今までの既存の方法に囚われなくていいんです。
体の反応に注目する
嫌なことを我慢していると、そもそも何が嫌か分からない場合もあります。
その時は、体に変化があった場合というのは、結構嫌なことの可能性が高いです。
次の日に起きられないとか、体調が悪くなるとか、寝起きが悪くなることがあったら、嫌なことの可能性があります。
感情というのは、体の反応なんです。だから、体の反応は必ず出ちゃうんです。感情というのは。だから逆に言うと、体の反応があったということは、何か感情が動いたということで捉えてもらってもいいです。
ただし、気をつけて欲しいのが、何回かやってみて体が重くなることの方が、嫌なことの可能性は高いです。
1回だと、脳の安定化傾向の可能性があるんです。新しいことに対する抵抗感ですね。
1回、2回、3回ぐらいやって、それでも体が重くなる、完全に動きたくなくなる、というのが「絶対に嫌なこと」です。
「嫌じゃないこと」「興味があること」を見つける
ポジティブに感じることを書き出す
嫌なことばかり見ていると疲れるので、次はポジティブな方を見ていきます。
興味があること、面白いと感じること、やりたいと思うこと、楽しいと感じること。これらを書き出します。
プロセスが楽しめないと、10回失敗するのは厳しいです。エジソンも、失敗している方がいいと感じていたから、100回以上も続けられたんです。ビジネスに関係なさそうでもいいです。
「怖いこと」に注目する
ポジティブに感じる中で、特に注目して欲しいのが「怖いこと」です。
面白いと思うんだけど、怖いと思ってやれないこと。これが実は、一番効果が出やすいです。
なぜ怖いかというと、結局、人生が変わるから怖いんです。今と違うことをするので、感情が動いちゃう。
だから、怖くても、怖いと受け入れて、「怖くてもいいじゃない」という感じでやってみる。
最近は、怖いことしかやっていないです。基本的に。これをやると怖いなとか。でも、こっちの方が人生が早く変わるし、面白いんです。
「嫌なこと」と「怖いこと」の違い
ここで重要なのは、「嫌なこと」と「怖いこと」を区別することです。これが区別できない人が多いんです。
例えば、ジェットコースター。原さんという有名なコンサルタントが、ジェットコースターを例に挙げていましたけど、俺はジェットコースターは絶対嫌なんです。
女性が「嫌だ〜」って言う時のテンション、分かりますよね。でも、本当に嫌じゃない怖いけど、「嫌だけど〜」みたいな感じ。ちょっと嫌じゃなさそうでしょ。
なんて言うんでしょう、口では「嫌」っていうけど、嫌じゃないんだろうなみたいな人、いますよね。女性の「嫌」は、必ずしも嫌じゃないんです。
だから、嫌なことを明確にして欲しいんです。そして、やりたいことの中で怖いこと、これが実は一番効果が出やすいです。
「めんどくさい」はチャンスのサイン
なぜ「めんどくさい」が重要なのか
「めんどくさい」と思ったことは、大体、やった方がいいです。
なぜなら、「めんどくさい」と思っているということは、プロセスを楽しんでいないということです。
でも、考えてみてください。ゲームって、簡単すぎたらつまらないでしょ。クソゲーじゃないですか。
でも、80年代ぐらいのゲームって、ノーヒントで、何その選択肢みたいな、何この単語を入れなきゃいけないのみたいな、すごい理不尽だったりするんです。でも、やるんですよね。
ほどほどの難易度が欲しいんです。簡単に攻略できたら、面白くないんです。
趣味から学ぶプロセスの楽しみ方
趣味とか、結構ヒントになるんです。趣味って、楽にやろうと思わないでしょ。もっと上に行きたいよねって思うじゃないですか。
楽に、楽しようと思わない。練習しようとか思うんです。
ビジネスも同じです。「めんどくさい」と思ったら、そこに何か工夫の余地があるということです。どうやったら楽しくなるか、考えてみる。
「嫌じゃないこと」を起業活動に組み合わせる
自分で組み合わせ方を見つける重要性
「嫌じゃないこと」や「興味があること」を、起業活動に組み合わせて欲しいんです。
ここで重要なのは、自分で組み合わせ方を見つけた方が、よりやるようになります。
分かりますか?僕もそうなんだけど、人に言われたことは絶対やらないから。「これとこれを組み合わせればいいよ」って言われても、120%やらない。
だから、あえて言わないことが多いんです。「これとこれがあるね」みたいなことを言われて、できるだけ自分で気づいてもらうようにしている。
自分で気づいたって感覚があると、特にやりますよね。特に、無意識とか潜在意識というのは、自分で思いついたことに対して自主性が強いので、自分が思いついたことはやるけど、人に言われたことはなかなかやらないんです。
だから、「どうやって組み合わせるか」は、自分で考えて欲しい。じゃないと、結局進まないということです。
具体的な組み合わせの例
例えば、僕の場合:
- 広めることが好き → セミナーやメルマガ
- 実験することが好き → 新しい手法を試す
- 啓発することが好き → 情報発信
これらを軸に、起業活動を組み立てています。
例えば、「自分の部屋で作業できない」という問題があったとします。それなら、カフェで作業すればいい。カフェがたくさんある場所を調べて、そこで作業する。
こういう風に、自分の「嫌じゃないこと」と「やらなきゃいけないこと」を組み合わせていくんです。
目標設定の正しい方法:50%の達成確率
ワクワクしない目標は低すぎる
目標の立て方も重要です。できるかできないかぐらいが、一番面白いです。
50%ぐらいの達成確率がちょうどいい。これもできるかできないかだと、面白いんです。
もしも、目標を立ててワクワクしないなと思ったら、絶対に目標が低すぎます。
僕もこれ、結構傾向があるんです。目標が低すぎないか、高すぎないか。
ゲーム感覚で取り組む
ゲームと同じです。簡単すぎたらつまらない。難しすぎてもつまらない。
ちょうどいい難易度、できるかできないかぐらいの難易度が、一番面白いんです。
そして、プロセスを楽しむ。失敗しても、「あ、この方法はうまくいかないんだな」というデータが得られたと思う。
「やらなきゃいけない」という思い込みを外す
本当にやらなきゃいけないのか?
「やらなきゃいけない」と思ったら、まず自分に聞いて欲しい質問があります。
「本当にそうか?」
これ、結構思い込みの場合があるんです。「何かやる前に、何かやらなきゃならない」みたいな。
例えば、「商品を売るには、もっと勉強しなきゃいけない」とか、「売る前に、もっと勉強しなきゃいけない」とか。本当にそうでしょうか?
結構、この思い込みで動けなくなっている人が多いです。
「やらなきゃいけない」を「やりたい」に変える方法
それでも「やらなきゃいけない」と思うことがあるんですよね。
その時には、パーミッションをかけるといいです。パーミッションというのは、「何々してもいい」ってつけるということです。
僕らって、結構禁止令があるんです。
例えば:
- 好きなことをやっちゃいけない
- 辛くなくちゃダメだ
- 楽しんじゃいけない
これが来たら、「何々してもいいんじゃない」って言ってみると、結構いいです。
例えば、英語を勉強するのが怖いと思っている人に、「勉強してもいいんじゃない?」って言ってもらうと、「やろうかな」という気持ちになるんです。
これはオートサジェスチョン、自己暗示なので、何回か繰り返した方がいいです。
感情を味わうことの重要性
怖いと思ったら、怖いと思った方がいい
怖いと思ったら、怖いと思った方がいいです。
感じたら、否定しないことです。感じたら、味わった方がいいです。感情というのは、押さえると余計に怖くなります。
味わうというのは、簡単に言うと、フォーカシングという手法があります。
大体、みんな頭で考えすぎちゃっているので、感覚として来るのは、胸とかお腹の辺りとかです。怖い感じが、どこの部分なのかということを特定してみて欲しいんです。
頭じゃないんです。人によっては頭で感じる人もいるけど、頭というのは、皮質的に考えすぎているということです。感覚がないということ。感覚を切っちゃっている人が多いんです。
だから、違和感があるところとか、怖いなと感じるところ。例えば、胸のこの辺とか、お腹の辺りとか、お腹の奥とか。
そこに感覚を寄せて欲しいということです。
フォーカシングだったら、本当はもっと、それを擬人化するとか、その怖いという感覚はどういう感じなのか、どんな色があるのかとか、重いのかとか。
例えば、不安を感じる時って、胃の奥の辺りが冷たくて、青い感じのイメージがある。
それが来たら、それを感じるということです。味わうと、怖いって感じることが減ってくる。「いけるかな」と思うんです。「やってみようかな」という感じになります。
得たい結果を毎日確認する
なぜ毎日確認するのか
最後に、「得たい結果」を明確にして、毎日確認することが重要です。
僕の場合は、毎日のルーチンとして、朝起きたら必ず、「今日得たい結果」を考えています。今日、自分が得たい結果は何なのか。
これを考えないと、結構それるから、マジで。
今日、自分が得たい結果。例えば、今日だったら、オンラインセミナーのマインドマップを作ると。このレベルでもいいです。
これをやらないと、結構危険。例えば、僕だったら、ずっと本を読んでいるとか、好きな本を読んでいるとか、ずっとネットサーフィンしているとか、ありがち。
ADHDの人だと、1日中ネットサーフィンしちゃいましたみたいな人がたまにいるけど、あれは得たい結果がないからです。
人間の脳というのは、何か目標とか未来の何かがない、得たい結果とかイメージがないと、現状維持になっちゃうので、ずっとそういうことをやっちゃうんです。自分の現状を変えないようなことをね。
もちろん、本を読むって、必要な時はいいんです。目的意識を持って欲しいということなんです。
目的意識の重要性
結局、そのネットを見ていって、何か情報を集めているんだと、別にいいと思うんですけど、目的がないでやっているというのが一番危険です。何も残らないから。
大抵、何も残らない。正確に言うと、何も残りませんけど、なかなか自分の人生に役に立つように残らないという言い方がいいかもしれません。
まとめ:継続できる起業活動の5ステップ
この記事の内容をまとめます。
ステップ1:「絶対に嫌なこと」を見つける
過去の経験から、これだけは絶対にやりたくないということを書き出します。細分化して、ギリギリまで絞り出します。
ステップ2:「嫌じゃないこと」「興味があること」を見つける
ポジティブに感じること、面白いと感じること、やりたいと思うことを書き出します。特に、「怖いけどやりたいこと」に注目します。
ステップ3:「嫌なことをやらない方法」を考える
絶対に嫌なことは、やめていいです。やめないと、僕らは無理です。多分。どうすれば、その嫌なことをやらずに済むか、方法を考えます。
ステップ4:起業活動に「嫌じゃないこと」を組み合わせる
自分で組み合わせ方を見つけることが重要です。人に言われたことは、なかなかやらないから。自分で気づいたことは、やるんです。
ステップ5:「得たい結果」を明確にして、毎日確認する
毎朝、「今日、自分が得たい結果は何か」を考えます。これをやらないと、ネットサーフィンとか、本を読んでいるだけで1日が終わってしまいます。
最後に:理解よりも実践
今日の話は、理解できないこともあると思います。でも、とりあえずやってみて欲しいです。
理解するというのは、過去の知識とかから類推するんです。でも、起業活動というのは、新しいことのことが多いはずです。
だから、経験しないと、分からないことが結構あります。
まず、人の価値観に、わけも分からず乗ってみるということは、結構大切です。
今まで、「この考え方はちょっと違うんじゃないの」とか、「この価値観っておかしいんじゃないの」ということを言っていると、ずっと活動が進まないんです。
だから、まずやってみる。騙されたと思って、とりあえず、10回するつもりでやって欲しい。
失敗しても、そんなに損失はないはずです。逆に言うと、そんなに何もかけることでもないし。
そして、最低10回ぐらいやるつもりでやらないと、なかなか結果は出づらいです。
1回やって、うまくいかなかったからって、諦めないで欲しい。
よくある質問として、「アフィリエイトや物販はどうですか?」という質問がありますが、これらは「嫌じゃないこと」ではない限り、続きません。トップ3%とかしか稼げていないのが現実です。儲かるという理由だけでやると、失敗します。
「ブログを毎日更新するのが苦痛です」という人は、ブログ自体が「嫌なこと」の可能性があります。他の方法、例えば動画や音声など、自分に合った発信方法を探してみてください。
「目標を立てても、ワクワクしません」という人は、目標が低すぎるか、高すぎるかのどちらかです。50%ぐらいの達成確率、できるかできないかぐらいの目標が、一番ワクワクします。
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