「頑張っているのに結果が出ない」「このままの人生でいいのか不安」「やりたいことがあるけど一歩が踏み出せない」
もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、この記事があなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。
本記事では、ADHDやHSP、言語化苦手な人向けにビジネス塾8年目の僕が、月収100万円を達成しながらも、新たなステージへと進む決断をした筆者が、人生のターニングポイントで必要な考え方、高単価ビジネスの構築法、そして本当の意味での成功とは何かについて、包括的に解説します。
この記事を最後まで読むことで、以下のことが実現できるようになります。
- 人生のステージが変わる前兆を見極める方法
- 高単価ビジネスを構築するための具体的戦略
- 恐怖を乗り越えて新しい一歩を踏み出す勇気
- 本当の意味での成功と幸せを手に入れる方法
それでは、人生を変えるための重要な要素を詳しく見ていきましょう。
目次
第1章:人生のステージが変わる時に起きること
1-1. 同じ道を進むことへの違和感
人生には必ず、ステージが変わるタイミングがあります。それは突然やってくるのではなく、心の奥底で少しずつ育っていく違和感として現れます。
同じ仕事を10年、15年、20年続けている人は、来年も再来年も3年後も今の感じで生きていたら多分こうなるだろうなと分かってしまっていませんか。それは本当に面白い人生と言えるでしょうか。
仕事は面白くない、生活のためにやっている、惰性と妥協かなと思いながら日々を過ごしている。そんな状態で本当に大丈夫でしょうか。
1-2. 成功しても満たされない理由
興味深いことに、経済的に成功しても心が満たされないという現象があります。年収1500万円を達成し、多くの人に認められ、安定した立場を得ても、心の奥底で「このまま進んでも希望を感じない」という感覚に襲われることがあります。
これは単なる贅沢な悩みではありません。人間の成長欲求が、現在の状態に満足できなくなっているサインなのです。収入もある、立場もある、承認欲求も満たされている。でも5年後10年後を見たときに、このまま進んでいくイメージが湧かない。
高級ブランドから学ぶビジネス戦略でも同じことが言えます。カルティエやグッチといった高級ブランドは、単に高価な商品を売っているわけではありません。彼らは常に革新を続け、新しい価値を創造し続けています。
1-3. 人生のバイオリズムと前兆
人生にはバイオリズムがあります。好調と不調の波がありますが、バイオリズムを理解し、前兆を感じ取ることで、人生が良い方向に向かいます。
不調の波から好調の波へ切り替わるためには、前兆に注目する必要があります。意外なことに前兆は一般的には悪い出来事が多いです。
心身の変化が起きることはよくあります。やる気の低下や眠気など、体感する方も多いでしょう。お金を稼げる場合は、見知らぬ出費が増えることもあります。これらの変化は、人生の変化の前兆です。内側からのメッセージとして受け取りましょう。
人間関係の変化も重要な前兆です。今まで一緒にいた人達に違和感を感じるようになる。楽しいと思っていた会話や人間関係が、だんだんつまらなくなってきた。同じ人達とお茶をしたりランチをしているんだけど、今までみたいに面白くないんだよね。これらの感覚が、新しい段階への前兆として働きます。
第2章:高単価ビジネスを構築する8つの戦略
2-1. なぜ高単価が必須なのか
ビジネスを始めるとき、高単価であることはほぼ必須です。もちろん、最初の練習として1000円、3000円のサービスを提供するのはアリです。でも独立するつもりで最初から格安商品でスタートするのは現実的ではありません。
理由は単純で、低単価では資金が回らないからです。生活できないからです。そして何より、安い商品を買う客は、あなたを大切にしないからです。
低単価ビジネスの罠にはまると、クレーム地獄に陥ります。メンタルがボロボロになります。お金も貯まりません。3000円のコンサルティングをやっていた時期がありましたが、結果は散々でした。
2-2. 高単価のヒントは異分野から学ぶ
高単価ビジネスで成功している人は、全員、異業種から学んでいます。同業者を見ても、差別化なんてできません。みんな同じことをやっているからです。
でも、ラグジュアリーブランドを研究すると、圧倒的な差別化ポイントが見えてきます。しかも、これらの展示会は、ほとんど無料で入れます。入場料ゼロ円で、数億円規模のマーケティングが学べるのです。
カルティエの展示会に入った瞬間、虎の映像が流れます。プロジェクションマッピングで。めちゃくちゃカッコいい。これは何をやっているかというと、興味を一気に引くのです。オーデマピゲも同じ。歴史をプロジェクションマッピングで表現して、感動させる。
つまり、商品を売る前に、まずストーリーで引き込む。これは、あなたのビジネスでも今日から使えます。自己紹介の最初に、衝撃的なエピソードを入れる。Zoomの背景を工夫する。動画の冒頭に、視聴者が驚くような演出を入れる。これだけで、反応率が3倍変わります。
2-3. 誰をトップに置くかで決まる
これは非常に重要です。カルティエは女性クリエイターをフィーチャーしていました。なぜ女性なのか。それは、ターゲットが女性だからです。トップを変えることで、雰囲気も方向性も一気に変わります。
これは政治でも企業でも、コミュニティでも全部同じです。若者を集められないコミュニティは、トップが若くないのです。逆に、若くて感性のある人がトップにいれば、人は自然と集まります。
つまり、あなたがジョイントベンチャーを組むときも、誰を前に出すかで成否が決まります。例えば、あなたが40代男性で、20代女性向けの商品を売りたいなら、20代女性をフロントに立てる。これだけで売上が10倍変わります。
2-4. ChatGPTにできないことを見せる
今、AIがすごいではないですか。デザインも文章も、全部AIが作れます。でも、カルティエは何をやっているか。職人が工具を使って作業している様子を、わざわざ動画で残しているのです。手で描いているところも。オーデマピゲも、グッチも、全部同じことをやっています。
なぜか。簡単に済ませていないというブランドの姿勢を見せるためです。これを私たちに置き換えると何か。ライブ配信です。録画ではなくて、生でやる。Zoomセミナーも、収録ではなくて、その場でやる。
以前参加していた講座の講師は、340回以上のセミナーを全部ライブでやっていました。初回なんて、緊張で吐きそうになりながらやっていたそうです。でも、そこまでやるから価値がある。その場に行く価値が生まれるのです。
YouTubeで伸びている人に「全部ライブでやったほうがいいですよ」と言われて、徹底的にライブでやるようにしたところ、めちゃくちゃファンが増えました。単価も上がりました。
2-5. リアルで会う価値
これは、めちゃくちゃ面倒くさいです。電車遅れるし、乗り間違えるし、時間かかるし。でも、リアルで会うと、伝わるものが全然違います。オンラインだけの人と、リアルで会った人。信頼度が10倍違います。
お茶会って意味ありますかとよく聞かれます。めちゃくちゃあります。料理会でも、ゲーム会でも、人狼ゲームでもいい。よく参加していたゲーム会から、コンサルにつながって、数百万円の契約になった人もいます。
成功する人の共通点を知っていますか。とにかく、その場にいるのです。何もなくても。そこでチャンスを掴む。もしくは、その場ごと作ってしまう。これが、長期的に成功する人の特徴です。
2-6. 大人数で分業している姿勢を見せる
カルティエが今回あえてやっていたのが、大人数でやっているというところを強調することです。写真があり、何人かの工程があるときに、分業してやっているのを強調しているのです。
今って1人で何でもできるではないですか。正直、デザインもChatGPTに投げればデザインを上げてくれるし、作り方もある程度は調べられますし、作るのもある程度、YouTubeの本とかにもあります。でもそれをあえて大人数でやっているというところを見せているのです。
これは絶対わざと強調しているなと思いました。だからこれも価値があるんですよということを伝えているのです。1人で簡単に済ませているんじゃないですよ、いろんな人と協業してやっているんですよと。
B2Bでやる時に、作家の人は1人でやっていますって、すごく嫌がられます。じゃなくて、いろんな人とちゃんと体制を作ってやっている。よく聞かれるのです。1人でやっているんですか、いろんな人と協業してやっているんですかって。
それは作家として見られるのか、ブランドオーナーとして見られるのか、天と地の違いは結構あるのです。作家でも、ちゃんとビジネスモデルを作ってやっている、どういう構えなのかって大事なことなので、それも分かってもらえればなという風に思います。
2-7. ストーリーの重要性
よくマーケティングとかで、メリットが大事なんですよ。カルティエさんだったら、とにかくカルティエというものをつけているというのが1つのメリットで、そういうブランドと言われるということが大事なので、これはメリットがあるのです。
でもその前提として、ちゃんと手作りでやっていますとか、協業してやっていますとか。もっと言うと、正直、宝石なんかいらない人っていらないって言うではないですか。でもそこにロマンを載せているのです。
大人数でやって、歴史を載せて、いろんな人と協業でやっているんです。だから価値があるんですみたいな。よく言われますよね、そういうね、大変だった、どうやって作ったみたいなことを。いらない、必要ないっていう人もいますけど、今は真逆の立場で、ストーリーは入れた方が絶対いいと思っています。
手間かけていますということを、ちゃんと入れているのです。それをストーリーに載せているのです。ジャンヌ・トゥーサンという女性がいて、その女性の人がデザインとか、元々の歴史があって、その中でデザイナーの人とか職人の人がコラボしてやっていますよというね。
2-8. 異分野とのコラボレーション
最後が、異分野とのコラボですね。今回、漫画家の20世紀少年を書かれた浦沢直樹さんとコラボしているんですけど、そうやって異分野とのコラボで、しかも、インタビューで言っていましたけど、やっぱりそういう自分のブランドをいいと思っている人ですよね。
そういう人とコラボしなきゃ意味ないので、何でもコラボするじゃなくなってきているなと思いますね。昔は何でも有名な人とコラボしようとかってことがあったのかなと思いますけど、今はもうコラボが普通になってきちゃっているので。
ただコラボってすごく大事で、コラボをすることによって自分の立ち位置が分かるんですよね、素人の人に。例えば芸能人の人とコラボすると、この人とやっているんだったら、ちゃんとしているブランドなんだろうなっていう風に思われる。
第3章:可能性を開くための8つのステップ
3-1. 方向性のずれた努力が最大の敵
現実を創造しようとする時の最大の敵は、方向性のずれた努力です。これは努力しないことよりもはるかに危険です。なぜなら、本人は良かれと思って努力しているため、ずれていることに気づきません。そして報われない経験が積み重なり、努力は無駄という信念が形成され、最終的には行動しなくなる悪循環に陥ってしまうからです。
例えば、出版という夢を実現したい人がいたとします。間違ったアプローチでは、一人で黙々と原稿を書き続け、出版社に送り続けても採用されず、数年経っても結果が出ないまま諦めてしまいます。一方、正しいアプローチでは、出版塾に参加し、すでにベストセラー作家になっている人たちと交流しながら、業界の仕組みを学び、適切な手順で進めることで、数ヶ月で出版が決まります。
この違いは努力の量ではなく努力の方向性にあるのです。だからこそ、無自覚でずれた努力をしないためにも、現実を創造したければうまくいくセッティングをすることが重要になってきます。
3-2. うまくいくセッティングの4要素
成功確率を最大化するには、4つの要素を整える必要があります。それは環境の選択、インプットする情報、コミュニケーションを取る人、そしてコーチの存在です。
まず環境の選択について。自分の将来の年収は、親しい5人の年収の平均値になるという話を聞いたことがあるでしょうか。これは単なる都市伝説ではなく、環境が私たちの思考パターンや行動パターンに与える影響を示しています。自分が目指す姿をすでに実現している人がいる環境に身を置くこと、アウトプットを共有し合えるコミュニティに参加すること、定期的に刺激を受けられる場所を確保することが大切です。
次にインプットする情報について。あなたが日常的に触れる情報が、あなたの思考を作ります。自分が何かをやりたいと思っている時にそれは難しいという情報をインプットすれば、当然難しいと思うようになります。逆にそれはできる方法があるという情報をインプットすれば、できると思うようになります。
3つ目はコミュニケーションを取る人です。自分が普段コミュニケーションを取る人の思考に相当影響されるため、どういう人たちの中にいるかが重要です。ただし、ここで重要なのは、ステージによって適切なコミュニケーション相手が異なるということです。
今、自分のことを満たせるようになってエネルギー効率を上げ、日々機嫌よくいられる状態を高めたい人は、自分のことを理解してくれる人とコミュニケーションを取った方が良いです。できなくても大丈夫と思わせてくれる人、自分を受け止めて受け入れてくれる人の方が良いのです。
一方、現実創造が大事なステージの人は、未来の可能性を信じてくれる人とコミュニケーションを取った方が良いです。今はできないかもしれないけど絶対できるから、今できていないだけ、こういう風にやったらできるようになるから、まずこのスモールステップでやってみようと言ってくれる、つまりできる気にさせてくれる人です。
そして4つ目はコーチの存在です。多くの場合、本やセミナーで学んでも、自分で落とし込む時に落とし込み方がずれることがあります。そのため、やっていることがずれていないかをチェックしてくれる人が必要です。スポーツなら当たり前のことですが、やはりずれが生じます。ここがずれていますと早期に発見してもらう方が近道だからです。
3-3. 視点の固定を解く方法
何かやりたいことがあっても自分では無理だ、方法がわからない、イメージがわからない、難しいと思うのは、自分で考えているから視点が固定されているだけです。他の人から見たら簡単じゃん、もっと方法あるよ、ここから始めたら絶対できるようになるよということが見つかる可能性があります。
しかし、自分だけにこだわってしまったり、他人を信頼できないなど様々な理由があると、本当に自力での努力にこだわってしまい、方向性のずれた努力をしてやってもやっても全然成果が出ない、変わっていかないという状態になってしまいます。
例えば、子供が小さくて、子供を預けてどこかに行ったことがない人がいるとします。しかし、実際には自分の親に頼んだことがないけど任せてみる、旦那さんに任せてみる、知り合いのママ友に任せてみるといった選択肢があります。
ただ、そもそもそれをやったことがないのは、気まずいとか、自分の中でないことになっているからです。選択肢がないことになっているのです。能力的には頼むことはできるのに、自分の中でブロックや制限がかかっているから、その選択肢はないことになっているわけです。
でもやってみると、案外うちの子も喜ぶからいいよと言われたりして、単に自分が制限をかけてトライしていなかっただけという話になります。これは、ビジネスをやることでも、子供を預けてどこかに行くことでも、自分のことを満たすために誰かに預けて一人で出かけることでも、全部同じです。
3-4. 人生を変える8つの重要ステップ
第一に、自己完結することです。まずハードルの低いこととして自己完結し、自分を満たす行動を取ります。優先順位が下がっている人は、まずは自分を満たしてあげることから始めましょう。毎日5分でも自分だけの時間を作る、好きなことをする時間を確保する、自分の機嫌は自分で取る習慣をつけることが大切です。
第二に、小さな成功体験を積むことです。とても小さなハードルでいいから、とても小さな成功体験でいいから、小さな決めたことをやります。絶対に自分は決めたことはできるという自己信頼プログラムを獲得・維持するのです。朝5分早く起きる、毎日コップ1杯の水を飲む、寝る前に1行日記を書くといった、本当に小さなことで構いません。これらの小さな成功体験が自分は決めたことができるという自己信頼プログラムを構築していきます。
第三に、個性を解放することです。みんなは社会性に寄りすぎているから、相手の気持ちを優先しがちです。それはもちろん大事で、最終的には両立できるようになった方が良いです。しかし、今までは両立どころか相手に軸が寄りすぎているので、一定期間は練習として相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先するという行動を取ってみます。ちょっとずつ実験してみるのです。
慣れてくると、最初はバランスが悪く、自己中になったり、今までの人間関係が多少崩れることもありますが、慣れてくると自分のことも大事にするし他の人も大事にできる調和的な行動が取れるようになっていきます。
第四に、望み出しです。何でも望んでいいことを知ります。これをやることによって自分の欲求、欲望、願望を解放して、自分が使えるエネルギーの分量を多くしていきます。
第五に、扉を開けることです。望み出しをしても、基本的にはそこに対して好き嫌いでブロックがかかっている、もしくはできるできないでブロックがかかっています。やりたいことはある、エネルギーはある。でもその方法は選択肢としてないことになってしまっているから、つまり好き嫌い系とできるできない系の扉を確認して、自分が閉めている扉があったら鍵を開けます。
第六に、不可能を可能にするセッティングです。環境、人間関係も含まれますが、インプットする情報、コーチをちゃんと決めることです。
第七に、持続可能な働き方をセッティングすることです。美しいライフワークを作ります。
第八に、できることから始めることです。自分がこれをやりたいと思ったら、そこに対して毎日時間を取れることが才能があることです。毎日まずは5分からでも、30分でも、1時間でもいいから、自分がやりたいこと、本当はこういうことで実現したいなと思っていることがあったら、今できる範囲の中でいいからできることからやっていきます。1個1個やっていったらヒントが見つかり、ちょっとずつ未来に近づいていきます。
3-5. 自力の限界と他力の活用
やはり自分でできることには限界があります。これまで自分でやってきているけれど結果が出ていない人は、自分でやってみてもダメだということはもう分かっているわけですから、絶対に他力を使うということをした方がいいです。
それは別に特定の誰かでもいいし、そうじゃなくてもいいけれど、いずれにせよ自分のやり方でやっていく、自分で考えてやっていくのは無理だということだけはもう分かっているわけです。そういう人たちはちゃんと環境を変えて、自分の努力で何とかしよう、新しいことを学んだから何とかなるんじゃないかということは、それは単なる楽観的観測であって現実的な話ではないので、そこはちゃんと他力を借りてうまくセッティングをした方がいいです。
3-6. 個性を活かした成功パターン
一人一人に個性があるのに、この社会性にまみれた世の中だと、自分にどんな個性があるのかがよくわかっていなかったりします。本当は自分の個性があるやり方をやったら簡単にできるはずなのに、諦めなくて済むはずなのに、でも一般的なやり方じゃないといけないと思ってしまっているから諦めてしまう。諦めていないかもしれないけれど、すごく苦労して、向いていない努力をしているということがあります。
それはビジネスの分野でもいいし、ビジネス以外でも作家、画家、アーティスト、音楽活動をしている人など様々な人たちがいます。自分自身の個性を活かして、より自分が本当にやりたいことや自分だからできることをやっていけた方が、人生はより充実感があったり幸せになれると思っています。
3-7. 知識よりも現実を変えることが重要
セミナーや本を読む時に、知識を吸収するということは絶対に思わない方がいいです。新しいことを知れるかどうかは大事ではありません。大事なのは自分が現実変わるかどうかです。
ある情報を同じように聞いたとしても、今の自分に響くこと、今の自分ができることと、例えば1週間後の自分に響くこと、1週間後の自分ができることは全然違います。今回扱った内容はかなり本質的な内容なので、その時々によって違いますし、何個も扉を開けたと思ったらまた閉まっているとか、扉を開けたと思ったらその扉の奥にまた別の扉があったということがあります。
常にそれをやるわけですが、それを見つけられるような環境に身を置いたり、見つけられるような客観的な役割の人を置いたりしながら客観視して、一個一個扉を開けていくということによって可能性を開いているという感じになります。
3-8. 可能性の扉は何度も開け直す必要がある
扉を開けるプロセスは継続的です。扉を開けたと思っても、また閉まることがあります。扉の奥にまた別の扉があることもあります。常に客観的な視点で確認する必要があります。
可能性を開き続けるには、それを見つけられるような環境に身を置く、客観的な役割の人を置く、一個一個扉を開けていく。このプロセスを継続することが重要です。
第4章:老後資金と資産形成の具体的戦略
4-1. 利息だけで生活するために必要な元本
老後に安心して生活するためには、具体的な数字を知る必要があります。では、実際にどれくらいの資金が必要なのでしょうか。
年間の生活費を112万円と仮定しましょう。この金額を利息だけで賄うためには、どれくらいの元本が必要でしょうか。投資の利息が平均年8パーセントだとすると、その12分の1が月の利息になります。つまり、112万円×12で1344万円の元本が必要という計算になります。
さらに驚くべき事実があります。40歳で7万ドルから始めた場合、15年ごとに資産が2倍になる法則に則ると、100歳で生活するために必要な資金を準備できる計算になります。ただし、これはアメリカの金利を前提とした話です。
日本の場合はどうでしょうか。10年の定期預金でも金利は0.1パーセント程度です。この金利では、資産を倍にするのに720年もかかってしまいます。だからこそ、単に貯金すればいいだけではなく、投資を学ぶことが大切なのです。
4-2. ほとんどの人が考えていない未来の資金計画
ここで重要な質問です。あなたはこの額を預金する道筋を立てていますか。ほとんどの人が考えていないか、あるいは少し考えている程度で、遠い未来まで考えていないのが現実です。
短期的にしか物事を考えないということは、時間とお金の奴隷になることを意味しています。金銭的な奇跡がなければ、こういう人たちは老後に社会保障に頼るような生活を送る可能性が高くなります。神は自ら助くるものを助くという言葉があるように、結局は自助努力が必要なのです。
老人ホームにいるお年寄りの人たちは、子供の世話になるぐらいだったら死んだ方がマシですとよく言うそうです。これは決して大げさな話ではありません。この事実を知った時、あなたは立ち止まって考える必要があります。私はこのことを真剣に考えただろうか。未来のお金の運用を計画して準備しているだろうか。
4-3. 時間を味方につける資産形成の重要性
お金を増やすために最も助けてくれるものは時間です。7.2パーセントの金利で運用していけば、10年で資産が倍になります。しかし、これを聞いていてもやっていなかったら、未来の財産は変わりません。
未来になってからそれをやろうとすると、さらに時間がかかります。本当は10年で倍になっていたはずのものが、20年かけて倍になるわけです。気づいたらもうお年寄りで、自分のところに入ってくる収入が少ない状態で、なんとか生活を切り盛りしながら財産を増やそうとしても無理なのです。
だからこそ、早く始めることが重要です。いつか始めようではなく、今日から始めることで、時間という最強の味方を手に入れることができます。
4-4. 今あるお金に感謝する重要性
資産形成において見落とされがちなのが、今あるお金に感謝するという視点です。お金がないと言っている人たちは、実はお金を他のものに変えてしまっている部分がすごくあります。
例えば、源泉徴収票を毎年取って、積み上げて計算してみるという方法があります。何年もかけて何千万円も稼いできたことに気づくことができます。自分の頑張りを数字で確認することで、自己価値も高まります。去年より多いなとか、そういうことを見ていくことで、お金に対する感謝の気持ちが生まれてきます。
お金の無頓着な人は、奢ってもらうとか家賃を借りるとかいうことはよくあるようです。しかし、富の価値を否定しようとする人たちは、ありがたいと実感できるようになるまで逆に富から否定されてしまいます。
4-5. 不滅口座の設定と自動貯蓄の仕組み作り
具体的な行動として重要なのが、不滅口座の設定です。これは絶対に手をつけない貯蓄専用の口座のことです。
最も効果的な方法は、収入が入ってきたら先に貯蓄に回すこと、自動的に振り込まれるようにすることです。月末に残ったら貯金しようでは、ほとんどの場合貯金できません。先に貯蓄することで、確実に資産を増やしていくことができます。
さらに重要なのは、この不滅口座を増やすことが、自分の最高価値にどのようにメリットになるのかを明確にすることです。単に安心感が増えるというだけでなく、より具体的に自分の価値観とリンクさせることが大切です。
4-6. 最高価値とのリンキングで行動を加速させる
資産形成を加速させるために効果的なのが、最高価値とのリンキングです。これは、貯蓄や投資という行動が、自分の最高価値にどのように貢献するのかを明確にする作業です。
例えば、やりたくない仕事を断ることができる、仕事を選べるようになる、お客さんも選べるようになる。このような具体的なメリットを30個以上書き出してみましょう。
さらに深く掘り下げると、アクセク働かなくていい、気持ちに余裕がある、利息だけで生きるから貯金が減ることがない、将来への不安が減る、安心して生活ができる。こういったメリットが見えてきます。
体系化が最高価値の人であれば、稼げないことでも体系化ができる、趣味や音楽などすぐには稼げないことでもそれをやっていくとより差別化になり、巡り巡っていい収益に繋がる。芸術など稼げないものに投資できるようになる、家族や先祖が作った作品の保存、神社の補修などにもお金を当てられるようになる。
実際に、高級ブランドのヴィトンやグッチは、利益を多く取るのは未来の職人のために取っているとはっきり言っています。このように、利息だけで生活できるようになることは、単なる経済的自由だけでなく、自分の価値観を実現するための手段なのです。
4-7. 行動にリンキングすることの重要性
最も重要なのは、理想の状態ではなく、具体的な行動にリンキングすることです。利息で生活できるところが理想的な夢として具体的なものが描けなかったりするので、そのやるための行動の方が大事です。
例えば、今月何万円貯蓄するということが、どれだけ自分の最高価値にメリットになっているのか。手元にお金が入ってきた後にすぐに貯蓄すること、不滅口座に入れることが、どれだけ自分の最高価値に役立つか。
不滅口座がだんだんできてきたら、今度は投資の方に意識を向けていくことが、どのように最高価値をすることにもっともっとやっていくことに役立つか。このように、具体的な行動と最高価値をリンクさせることで、勝手に体が動くように変わってきます。
4-8. 質問し続けることで見えてくる答え
リンキングがすぐに出てこなくても、質問し続けることが大事です。最初は30個も出ないかもしれません。しかし、質問し続けることで、徐々に答えが出るようになってきます。
お金がない方向ではなく、ある方に目を向けるように、その行動にリンキングをするということは、その行動が今できていない行動が何なのかというところも含めて考えることです。
例えば、貯蓄額を増やすのをサボりがちな人は、それをすることのリンキングを徹底的に考える必要があります。その行動に対するリンキングをすることで、勝手に体が動くように変わってきます。
第5章:ディマティーニメソッドと中央思考の重要性
5-1. ディマティーニメソッドの必須性
ディマティーニメソッドは必須だと思います。やっぱりディマティーニメソッドを受けている人と受けていない、そのなんちゃって受けている人の、受けている人と受けていない人では話せる会話が違うのです、全く。
簡単に言うと、例えば親父が死にましたって言って、死んだら変わっているんですって人からしたら、嘘みたいな、そんな話、思えないのみたいなね。死んだ時の落ち込みを見れば分かると思いますけど、そんなことはないんです。
ただディマティーニメソッドをやれば、本当に、簡単に言うと、死んでくれてありがとうぐらいになるんですね。感謝に変わるというところですね。まだちょっとC面、ある程度やったんですけど、残っている面があって、ちょっとまだそこはまた指名を受ける必要があるなと思ってね。落ち込む時も、まだあったりするんです。
落ち込むというよりも、例えば職人さんも、この人とやりたいなと思って、この人と連絡が取れなくなるとね、ちょっと落ち込んだりとかはまだありますけど。その分メリットがあるんですね。新しいところに変わっているね。それをまた見つめ直して修正していくという感じですけど、それがもう1回できるので。
やっぱりディマティーニメソッド、大事だと思いますね。他の変わるメソッドってないんじゃないかなと思いますけどね。
5-2. 中庸思考の重要性
今、高衣沙彩さんが学長をされている中庸思考っていう講座に出ているんですけど、出ているというか、ライブをやってくれているので。今日も言っていましたけど、思考を変えるとか、例えばポジティブシンキングになるとか、認知を変えるとかでもなくて、事実を見るということなんですね。
だから何か変えるとかじゃなくて、事実的に、絶対自分で腑に落ちるんですね。つまり何か、例えば特性が変わっていましたという事実として必ず発生しているので、今時点で分かるんです。よく作用が生まれてって後で分かるって話がありますけど、そうじゃなくて、今、瞬間的にも分かります。
今この瞬間にちゃんと見つめたら、特性は移り変わったって分かるし、例えば何か嫌なことがあったなって時も、その分の同量のメリット、自分が嬉しいなと思う出来事が同時にあるなってことが分かるです。だから感謝できるんですね。
同時に統合できて、それは事実、必ずあります。であなた自身がそれを認知できます。これを聞いている人自身がね。最初は、ファシリテーターの人にこうなんじゃない、こうなんじゃないって言われて、でも必ずね、自分で腑に落ちるんですね。
ファシリテーターの人に無理やり言われて分かるというよりも、腑に落ちるんですね、それが。なので、それが分かってくるということが伝われればいいなという風に思いますので。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000454/
5-3. バリューファクターの重要性
バリューファクターも是非やった方がいいと思うんです。
心の偏りを修正していくのがディマティーニメソッドで、バリューファクターは最高価値を見つけるということですね。自分にとって大切な、本当に最高の価値、バリュー、ハイエストバリューっていうのもあるんです。これは具体的に分かります。
例えば、おしゃれなアレンジメント、アレンジメントするっていうのが、簡単に言うと最高価値なんですね。なので、それをずっとやっていけば、それで人生が発展していくということですし。
特にADHDとか、集中できないとかって人、前頭葉の部分が発達するのが、ディマティーニさんもYouTubeで言っていますけれども、発達するのがバリューファクターのメソッドなんです。好きなことをやっていると、その分ね、客観的になったりとか、自分の人間の部分ですね、そこが発達するということも言っていますので、それを伸ばしたい人も、是非、やってみてください。
https://www.yaruken.com/
第7章:社会不適合な人が成功するための戦略
7-1. 社会不適合な部分が武器になる
社会不適合な部分が、武器になり、モテる理由になることもあるんです。反対に、同じ社会不適合でも、それをうまく活かせない人は、モテないどころか孤立してしまうことも。
8年間ビジネス塾をADHDや発達障害の人向けに運営してきましたが、ただ単にポジティブだからモテるとかでもありません。というか2025年にはポジティブ思考は危険。
7-2. 関わってはいけない人の特徴
社会不適合な人が関わってはいけない人がいます。その人たちと関わることで、あなたの個性が否定され、さらなる自己否定に陥る可能性があるのです。
死ぬ気でやれなど根性論で押してくる人、普通を過度に求める人、ダメな部分ばかりをフォーカスする人、変化を認めず、既存の枠組みにはめようとする人、心配性や個性的な部分を否定する人。このような人との関わりは、社会不適合な人の個性や可能性を潰してしまう危険性があります。
7-3. 関わるべき人の特徴
社会不適合でも魅力的になるには、自分と似た境遇の仲間、経験が豊富で個性を認めてくれるメンター、非言語的な魅力がある人と関わることが大切です。
特にメンターは重要です。4年かけて、やっと自分に合うメンターを見つけました。
7-4. 個性を活かしたやり方を見つける
一人一人に個性があるのに、社会性にまみれた世の中では、自分の個性がわからない。本当は簡単にできるはずなのに諦めてしまう。向いていない努力をしている。
解決策は、自分の個性があるやり方を見つけて実践することです。ビジネス、作家活動、芸術活動、音楽活動、その他のクリエイティブな仕事など、個性を活かせる分野は多数あります。
第8章:昨年の振り返りと今年の目標
8-1. 昨年の一文字は「整」
昨年を振り返ると、幸せを感じた瞬間と、ちょっと緊張したざわつきを感じた瞬間がたくさんありました。そのどちらも、僕にとって大きな成長のきっかけになりました。
例えば、家族の結婚式。あの場で家族全員が喜びを共有できたのは、普段からコミュニケーションを大切にしていたからだと思います。そして、資金管理や貯金をしていたおかげで、急な出費にも対応できたのが大きかったです。
また、昨年はディマティーニメソッドに出会い、ブレイクスルーエクスペリエンスというイベントに参加することができました。自分の価値観やこれまでの経験に深く向き合う時間は、本当に大きな学びとなりました。
昨年の一文字を選ぶなら整。父の死をきっかけに、人間関係や物の整理を強制的に進めざるを得なかった一年でした。でも、その整理があったからこそ、今年の成長に繋がる基盤ができたと感じています。
8-2. ざわつきの話
昨年はざわつく瞬間がたくさんありました。たとえば、オシャレをして写真を撮ること。普段しないことだからこそ緊張しますが、そのざわつきが新しい挑戦の一歩になりました。
他にも、女の子にデートのLINEを送るときや、大勢の前で話すとき、稼いでいる人に自分の意見を伝えるときなんかも、ざわつきを感じます。でも、このざわつきは成長のサイン。8年前、稼いでいる人にコンサルをするのがめちゃくちゃ緊張したことを思い出しましたが、その経験が今では自信に変わっています。
8-3. 目標はしょーもなくて良い
目標はしょーもなくて良いんです。僕もオシャレをして写真を撮る、SNSに自分の顔写真をアップするみたいなしょーもない目標を立てました。だけど、ざわつきを感じながらそれをやってみると、小さな成功体験が積み重なります。
曖昧な目標でもOKです。1000万円を稼ぐという曖昧な目標だとしても、それを達成したらどんな行動をしているかを想像してみてください。たとえば、オシャレな服を買っている、神社でご祈祷を受けている。ざわつきやワクワクを感じる具体的な行動をイメージすることが大事なんです。
8-4. ざわつきに向き合うときの注意点
ざわつきに向き合うときに注意したいのが、中毒にならないこと。快楽に溺れてしまうと、デメリットが見えなくなってしまいます。ざわつきはあくまで成長のきっかけであって、サポートと試練の両方を受け入れる心構えが大切です。
昔は何でもポジティブに考えて、ガンガン攻めるのがいいことみたいな勘違いがありました。美女とガンガンデートに誘うみたいな。でもそれって、必ずカウンターパンチが来ます。お金以外にもめんどくさって言われて否定されたりですね。
前のめりになると、ポジティブによりすぎると、ネガティブなことが襲ってきます。でも真面目な話、ビジネスでも一緒で、ガンガン稼ごう、みたいな、売上上げたぜやったーみたいな人って後に痛い目みます。特にお金を稼ぐイコールいいことみたいな考え方、人生感の人、まじで辞めた方がいいです。本当に痛い目を見ます。
そうではなくて、淡々と粛々と進める。お金をいただくってことは、それだけ期待されます。別に期待にすべて答える必要は、全部ありませんが、期待はされます。そして失望とがっかりが必ずされます。必ずです。それに耐えるメンタルが大事。だからドMで少しコミカルな捉え方になれることが大事になってくるんじゃないか、と僕は思います。
8-5. 今年の一文字は「展」
昨年の整に対して、今年の一文字は展。昨年整理した基盤をもとに、今年は新しい挑戦や展開を目指します。たとえしょーもない目標でも、今しかできないと思えばその挑戦が特別なものになります。
ぜひ、あなたも昨年の幸せとざわつきを振り返り、しょーもない目標から始めてみてください。きっと、そのざわつきが新しい自分を見つけるきっかけになりますよ。
まとめ:1回きりの人生を誠実に生きる
今日から始められる3つのアクション
アクション1:自分の制限を書き出す
これは無理と思っていることを10個書き出してみましょう。
アクション2:環境をチェックする
自分が普段接している人や情報を見直してみましょう。
アクション3:小さな一歩を踏み出す
今日から5分でもいいので、やりたいことに時間を使ってみましょう。
最後に:他力を活用する勇気を持つ
1回きりの人生です。嘘をつかないで、自分に誠実に生きてください。出会いと別れは繰り返します。別れがあるから、新しい出会いがある。終わりがあるから、新しいスタートがある。
人生を変えるには、自力だけでなく他力を活用することが不可欠です。環境を整え、適切なサポートを受けることで、あなたの可能性は大きく開かれます。
頑張っているのに結果が出ないという状況から抜け出し、本当にやりたいことを実現する人生を手に入れましょう。自分の個性があるやり方を見つけて、より自分が本当にやりたいことや自分だからできることをやっていけた方が、人生はより充実感があったり幸せになれるはずです
- やりたいことが見つからない人へ|目標なしで稼ぎ続ける楽メンタル起業法 - 2025年12月4日
- ADHDやHSP/発達障害の人生が変わる前兆とステージを変える具体的な方法 - 2025年12月2日
- ADHDと「今を生きる」の危険な関係|本当に必要な視点とは - 2025年10月18日





コメントを残す