会社や組織に馴染めずに転職を繰り返している、副業にチャレンジしても続かない…そんな悩みを抱えていませんか?実は、これらの悩みは「社会不適合者」の証拠ではありません。単に、あなたが起業家の素質を持っているだけなのです。
この記事では、元会社員で現在は起業家が、社会不適合者と呼ばれる人こそがマイクロビジネスで成功できる理由と具体的な方法を解説します。会社での評価が低い人ほど、実は起業の世界では大きな可能性を秘めているのです。
目次
筆者の体験談:1年でクビになった会社員が起業家に
物販から民泊まで:失敗の連続だった起業初期
私は元々、会社を半年で休職し、1年でクビになるような「ダメ社員」でした。食べていくために必死で始めたのが物販ビジネスです。父のをネットで販売し始めたところ、確かに売れました。しかし、梱包作業が想像以上に面倒くさい!結局、モチベーションが続かずに辞めてしまいました。
この時「どんなに稼げても好きなことをビジネスにしないと続かない」ということを痛感しました。次に挑戦したのが民泊です。外国人と話すのが好きだった私には向いていると思ったのですが、布団の準備や片付けが想像以上に大変で、これも挫折してしまいました。
高額セミナーでの挫折体験
「自分一人では限界がある」と感じた私は、ビジネスコンテストに参加しました。しかし、講師陣の話はスケールが大きすぎて、自分にはハードルが高すぎる内容ばかり。投資家との交渉や数百万の借入れなど、現実的でない方法ばかり教えられて混乱しました。
さらに、ホリエモンと働いていた実力者に相談したところ、「死ぬ気でやれ」という根性論のアドバイスしかもらえませんでした。モチベーションが続かない相談をしているのに、気合と根性で解決しろと言われても困ってしまいます。
転機:年収3000万のメンターとの出会い
「変な人」こそ起業に向いている理由
転機となったのは、年収3000万レベルの起業コンサルタントとの出会いでした。彼から教わった衝撃的な概念があります。
「会社員の世界では、変な人が一番下で、次に普通の人、そしてその上にスゴイ人がいる。でも起業の世界では、普通の人には全く価値は無い。変な人が起業の世界ではすごい人になれる可能性を秘めているんだよ」
この言葉で目から鱗が落ちました。会社に適応できない=社会不適合者ではなく、起業家の素質があるということだったのです。変な人がまず最初に重要なのは、自分の中で何が変なのか、何が人と大きく違うのかを明確にすることでした。
3ヶ月で72万円、9ヶ月で月収100万円達成
メンターの指導のもと、まず自分を深く知ることから始めました。この作業に1ヶ月間じっくりと取り組み、色んな人に自分について聞いてみたり、メンターからもらったワークに向き合いました。そして自分がやりたいビジネスを相談して、市場で反応が良さそうなものを選んでもらいました。
次に、メンターのビジネスモデルをそのまま真似することにしました。ただし、完全にコピーするのではなく、自分の特性や個性である「変な部分」を活かせるようなエッセンスを組み込みました。そしてミニマルステップで出来ることを自分の頭で考えて行動していきます。
結果として、3ヶ月後にはセミナーで72万円の受注を獲得し、9ヶ月後には月収100万円を突破しました。さらに11ヶ月後には2週間で30万円の自動販売システムを構築することができました。
社会不適合者がビジネスで失敗する5つの原因
1. どんなビジネスを選べばいいか分からない
情報過多の現代では、「何から始めていいか分からない」という人が急増しています。ある本ではデザインが重要だと言われ、別の本では人間性を磨くことが重要だと書かれています。また別の情報では外注システムで効率化を図れると説明されています。
確かにこれらの情報は面白く、色んなビジネスを違う目線で見ることができるようになります。でも「じゃあ一体自分は何を始めようか」「まず最初に何をすればいいか分からない」という状態になってしまうのです。つまり実際に自分に置き換えた時に、自分がまず最初に始めるべきビジネスは何なのかということが分からないのです。
2. ハードルが高いことばかりやろうとしていた
成功者のアドバイスは往々にして初心者には難しすぎます。投資家との交渉や数百万の借入れなど、現実的でない方法を真似しようとして挫折してしまいます。また、ビジネスが上手くいく人はもともと会社員としても上手くいってるすごい人じゃないと無理、という話を聞くと「やっぱり自分には無理なのかも」と落胆してしまいます。
自分の場合に当てはめる方法が分からない、活かし方が分からないというのが本当に困っていることなのです。スケールが大きすぎて、今の自分の実力やお金でいきなりその事業を始めるのは難しいと感じてしまいます。
3. 会社員と起業の世界の違いが分からない
最も重要な発見は、会社員の世界と起業の世界では評価基準が全く異なるということでした。会社では「変な人」とされる特性が、起業では最大の武器になります。しかし、多くの人はこの違いを理解していないため、会社員時代の価値観のままビジネスを始めて失敗してしまいます。
起業の世界では、普通の人には価値がありません。変わった発想や独特な視点こそが、新しいビジネスを生み出す原動力になるのです。
4. 常に相談できるメンターがいない
一人でビジネスをやると、「本当にこれで効果があるのかな」という迷いが生まれます。この迷いが原因で活動を休んでしまい、再起動に膨大な時間がかかってしまいます。ビジネスは一度活動を止めてしまうと、次の再起動までに物凄い時間がかかってしまうのです。
だからこそ、一定期間(3ヶ月から半年ぐらい)は没頭してそれだけに打ち込む期間が必要です。今自分は何に集中すればいいのかが分かるということは、ものすごい安心感につながります。
5. 応援してくれる仲間がいない
ビジネス初期は反応がないことの方が辛いものです。多くの人が自分のブログやyoutubeにアンチコメントがつくのを恐れていますが、最初は誰も見ていません。そして実は変なコメントがつくより、無反応の方がよっぽど辛いのです。
その反応の無さに耐えられず、モチベーションが続かずに辞めてしまう人がほとんどです。同じ目標を持つ仲間からの応援が継続の鍵となります。仲間に進捗を見せてあえて反応をもらうことで、よりブラッシュアップができるのです。
マイクロビジネス成功の3つのポイント
ポイント1:ビジネス継続法を知る
体感重視型のマイペースな方法でビジネスを継続することが重要です。短期的に頑張って燃え尽きるのではなく、長期的な目線でマイペースでやっていくことが大切です。ただし、マイペースはのんびりやるという意味ではありません。
自分の調子が悪い時はしっかり休んで、乗ってきた時に一気にやってしまうという感じです。外側からみていると急に結果が出たようにみえるのも、この手法を採っているからです。一旦結果がある程度出たら、過去の行動や決断を検証してまた改善を重ねていきます。
モチベーションを維持していくために重要なことは、進捗すなわち前に進んでいる感覚があるかどうかです。少しずつでもいいからビジネスをミニマルステップで進めて継続していくことが大切で、その進んでいる感覚が確認できる仕組みを作ることがポイントになってきます。
ポイント2:ミニマルステップ法を知る
自分の特性に合った最適なビジネススキルを学ぶことが最短の方法です。大切なのは、全ての情報を集めて学ぶことではなく、その逆でたくさんの情報を集めて取捨選択する、情報のデトックスがビジネス初期では大切なのです。
年収300万円になるためのノウハウと年収3000万から1億になるために必要なノウハウは全く違います。でも多くの場合、300万円を目指しているにも関わらず、年収1000万レベルで必要な人を雇う方法や税金の対策方法まで学んでいる人が多いのです。
また、文章を書く才能は遺伝で8割決まっていると行動遺伝学の分野で言われています。つまり文章をどんなに頑張っても書けない人は一定数必ず存在するのです。でもビジネスの講師は大抵、自分が上手くいったことをそのまま教えようとします。だからそういう講師に当たると、自分の特性に合わない無駄なことを教わってしまい、貴重な時間を浪費してしまうのです。
ポイント3:低リスクなマイクロビジネスを量産
月5万円のビジネスを5個作れば、月25万円の自動収入になります。職人のようにずっと働き続けるビジネスモデルでは、いつか一杯一杯になって嫌になってしまいます。しかし、マイクロビジネスは一度コンテンツを作ってしまえばあとは勝手に売上が立ってしまうという特徴があります。
安価に始めることができるのでリスクが少なく、一度やり方の本質を掴んでしまえば今すぐ始めることができます。しかも会社員として働きながら副業で顔出しや本名を出さずに始める方法もあります。さらに会社に適合できない人が苦手なことの一つである事務作業を最小限にまで減らすことができます。
ビジネスは一回で当てることはできません。どんなに経験がある人だって10個ビジネスのアイデアがあったら、その中で当てられるのは多くても2、3個だと言われています。そのぐらい当たるかどうかは不確実なものなので、少ない投資で始められるビジネスを始めるのが初心者にはオススメです。
具体的な成功事例
事例1:まちだゆうきさん(営業マン→整体コンサルタント)
まちだゆうきさんは会社で営業マンだったのですが、苦手な事務作業をしなければならない部門に回されてしまい、休職せざる負えない状況にまで追い込まれてしまいました。そんな彼が好きだったことが整体です。
でもただ単純に整体だけでビジネスを始めたらお店の開業費だけで数百万はかかってしまいます。そこで自分の体に関する今までの知識や経験をまとめることにしました。そしてそのまとめたコンテンツをセミナーで話すことで、2ヶ月で収益を得ることに成功しました。その後1年後には会社を卒業されて、感謝の家族写真入りのはがきを頂くまでになりました。
事例2:英語コンテンツ販売(アラサーOL)
会社では「すみません」が口癖だったアラサーの女性は、最初コンサルティングを依頼した時、常に自信がなくオドオドした状態でした。でも起業塾の仲間と交流を重ね、段々と自信をつけていき、英語でビジネスをしようと考え始めます。
でも自分の英語力に全く自信がなかったので、自分の英語スキルなんかじゃ商品は作れないと勘違いしていました。しかし「英語を勉強したい」という起業塾の仲間向けに動画コンテンツを作ったところ「分かりやすい」「もっと知りたい!」と言われるようになり、徐々に自分の英語スキルに自信をつけていきました。そして半年で商品開発を行い、1年後には会社を卒業して現在は新しく見つけたやりたいことでビジネスをやるために新たなチャレンジをしています。
マイクロビジネス構築の5つのステージ
STAGE0:体感型マインドリノベーション
ここではビジネスとして成功する考え方や意識とはどんなものなのか、実際に体感しながら学べるコンテンツです。元々会社に適合できない人が持っている特性が、実はビジネスではめちゃくちゃ役に立つということにも気づいて頂けると思います。
アラサーぐらいの脳は比較的新しい価値観を受け入れやすく変わりやすいと脳科学で言われているため、30代の人はこのマインドリノベーションが比較的早く進みます。逆に40代を超えてしまうとこのマインドリノベーションに1年ぐらいかかる人もいるので、30代の方は今がチャンスです。
STAGE1:ビジネス設計
人生設計や目標設定をする方法を具体的にお伝えします。目標設定や計画を立てるというのは会社に適合できない人で苦手だという人が多いのですが、実際になぜ多くの人が目標を達成できないのか、その理由を詳しく紐解きながら解説します。
どうやって会社に適合できない人でも目標を達成できるようにすればいいのかを体感しながら学べるワークも用意されています。大切なのは変わってもいいので、まずは仮決めで目標を立てて修正していくことです。
STAGE2:情報発信
動画制作スキルや自分メディア、ファンを作る方法を学んで頂きます。よく自分は情報発信する自信がない、会社にバレたら怖いという意見もありますが、実際に顔出しや本名を出さずにまずはネット上で新しいセルフイメージの自分を仮決めで作り上げて、発信する方法をお伝えします。
自信がないという人も今までの自分とは違う新しい人格で発信していくので徐々になれていきます。それでも難しいという場合は、どうやって自信がない人でもまずミニマルステップで情報発信を出来るようにするのかをお伝えします。
STAGE3:商品開発
マイクロビジネスの概念を理解し、マイクロビジネス構築する方法を解説していきます。どうやって中途半端なスキルしかないと勘違いしている人でも、それらを組み合わせることでビジネスを構築するのかを実際に事例を交えながら解説をしていきます。
パクる商品を見つけて自分の変な部分すなわち個性を組み込んで作る方法さえ知れば、2、3ヶ月でコンテンツ作成もできるようになります。行動を継続してもらえば大体半年ほどでこのステージまで到達することができます。
STAGE4:売れる仕組み構築
実際に商品を作って頂いたら、それをどうやって売るのかという話に入っていきます。特に会社に適合できずに苦しんでいる人は、嫌な人や苦手な人とはもう付き合いたくないという人も結構います。そういう人に向けて、どうやって嫌な人を排除しながら自分のことを好いてくれる人を引き寄せるのか、そしてその引き寄せのシステムを仕組み化するのかを解説していきます。
実際に用いるものはマーケティングの最先端の国アメリカで使われている安価なシステムを用いて、ITやプログラミングが苦手な女性でもわかりやすいように解説をしています。システムの実装自体は数週間もあれば出来てしまいますが、構築後に実際に売れるようにするために改善を重ねていく必要があり、その改善に2、3ヶ月かかるという感じが実際のところです。
STAGE5:経営力
実際にビジネスが売れていくと今度は、それを他のマイクロビジネスでどうやって転用するか、言い換えるとどうやって再現するかということが大切になっていきます。その具体的な方法をお伝えし、マイクロビジネスを量産していくための拡大手法についても解説をします。
全く異なるビジネスで再度コンテンツを構築するとなると大体2、3ヶ月かかります。早い人だと半年後にまずは一つのビジネスで一通りを経験して、次のビジネスで3ヶ月、3つ目のビジネスで3ヶ月という人もいるので、1年したら3つのマイクロビジネスが構築できているというスケジュール感です。
今すぐ始められるアクションプラン
1. 自己分析を行う
まずは自分の「変な部分」を明確にすることから始めましょう。過去の経験や知識を棚卸しし、他人から見た自分の特徴を聞いてみることが大切です。色んな人に自分について聞いてみたり、じっくり1ヶ月間取り組むことで、自分でも気づかなかった才能や特性が見えてきます。
自分を知るというのは1日や2日で出来るものではありません。しかし、この作業こそがビジネス成功の土台となる重要なステップなのです。
2. ミニマルステップで開始
1日2時間の活動時間を確保し、小さな目標を設定して継続できるペースを見つけることが重要です。月1万円からでも構いません。完璧を求めずに、まずは行動することから始めましょう。
とにかく大切なのは、自分が行動することで現実が変わるというサイクルを体感することです。体感できることで初めて会社員から起業家へのマインドに変わってきます。いくら本でマインドを学んだとしても、実際に行動してみるしか身につける方法はありません。
3. 仲間を見つける
同じ目標を持つコミュニティに参加し、定期的な進捗報告の場を作ることで継続しやすくなります。メンターや先輩起業家との関係構築も重要です。人間は周りの環境にものすごい影響を受けるため、自分が普段よく付き合っている5人の年収の平均が自分の年収だとも言われているぐらいです。
なので自分が付き合う人を積極的に変えるだけでも、あなたの人生に大きな変化を及ぼします。そして今まで会社に適合できない人で、友達がいない、本音を話せる人がいないという人にも多く出会ってきましたが、その原因は自分と似たような人がいる場に行くことが少ないからだと思っています。
まとめ:会社不適合≠社会不適合
会社に適合できない人は社会不適合者ではありません。ただ単に、日本の会社システムに合わないだけです。未だに日本では「会社に通えないやつはダメな人、社会不適合者だ」という常識や同調圧力のような空気が存在していると思いますが、それは間違った認識です。
「変な人」こそ起業の世界で成功する可能性が高く、マイクロビジネスなら低リスクで複数の収入源を構築することが可能です。継続こそが成功の鍵であり、完璧を求めずにミニマルステップで進むことが重要になります。
あなたがもしアラサーであるなら、脳が新しい価値観を受け入れやすい今こそが絶好のチャンスです。一人で悩まず、適切な仲間とメンターを見つけて、自分らしいビジネスを始めてみませんか?
新しい世界で、あなたの「変な特性」が最大の武器になる日が必ず来ます。会社に適合できないことを恥じる必要はありません。それはあなたが起業家としての素質を持っているサインなのです。合わない世界で生きるのは本当に辛いものですが、会社の外の世界では、その特性こそが成功への鍵となるのです


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